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カノリカルリンクエレメント

  重複したコンテンツは、検索エンジンを困惑させ、検索結果の順位に影響します。2009年2月に開かれたサーチマーケティングエクスポで、グーグルはその対応策を公開しました。

問題

  先ずは、重複したコンテンツの定義と、その問題点を説明します。重複したコンテンツとは、異なったURLで、同一のコンテンツが表示される物を指します。簡単な例は、サイトの一番本のページsite.co.jp/index.htmlは、www.site.co.jp、site.co.jp、www.site.co.jp/index.htmlのどのURLを利用しても回覧できてしまうので、たとえサーバー上にファイルが一つしか存在しなくても、検索エンジンは同じコンテンツが複数存在すると勘違いしてしまいます。その他によく有る例としては、商品検索の機能を利用していると、同一の商品のページが、検索に利用したキーワードごとに異なったURLで回覧できてしまう事が挙げられます。重複したコンテンツが有ったからといって、検索結果から除外させる訳ではありませんが、ウェブサイト内のリンクポピュラリティーが異なったURLに分散されたり、検索エンジンが重複したコンテンツをクロールしてあなたのサーバーに余計な負荷をかけたりと、弊害が生じます。

解決法

  重複コンテンツの解決の方法として、

  • コンテンツを管理する方法を見直し、同一のコンテンツには同一のURLでアクセスされる様にする。
  • 301恒久的リダイレクトを利用して、一貫したURLにリダイレクトする。
  • sitemaps.txt  上で一貫したURLを指定する。

等があります。

カノリカルリンクエレメント

  それでも、問題が解決しない場合には、新たにグーグルが導入した、カノリカルリンクエレメント(Canonical Link Element)を利用します。例えば、サイトの構成上、URL

www.site.co.jp/sid=123456?sv=98745&q=abcd+efgh

が、サーバー上に実際に存在するファイル

site.co.jp/dir1/page2.html

を表示する様になっている場合は、page2.htmlのヘッダー内(<head>と</head>の間)に

<link rel="canonical" href="www.site.co.jp/pd/page2.html"/>

を追加するだけで、検索エンジンに、hrefで指定したページが原本である事を認識させられます。いたって簡単ですが、href内で指定するURLには、いくつかの制限があります。

  • ユーザーが回覧する際に利用するドメイン名と指定するURLのドメイン名は、同一のドメイン名に限定されています。(同一のドメインならサブドメインは可)
  • 指定したURLをたどって行った先のページ上で、別のURLがカノリカルリンクエレメント内で指定さるのは好ましくありません。
  • ユーザーが実際に回覧するページと指定するURLのページは、類似していなければなりませんが、一字一句同じである必要はありません。(例 商品検索結果のページで、金額の高い順に並んだページと安い順に並んだページは、同一のページと見なして差し支えありません。)
  • URLは、相対リンクでも問題ありませんが、絶対リンクの利用が推奨されています。

カノリカルリンクエレメントはグーグルのアイデアですが、ヤフーとマイクロソフトもカノリカルリンクエレメントに対応する事を発表したので、互換性を心配することなく、重複コンテンツの問題を一気に解決できる有効な方法です。

© 2009年5月