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お金の本質

  かれこれ14年、ネットショップで儲ける話をしてきました。今回は、その儲けようとしている「お金」の本質に触れてみます。

金銭的価値

  お金と言ってほとんどの人が真っ先に思い浮かべるのは、紙幣や硬貨の現金です。現金自体は、特別な物ではありません。銅やニッケルの塊や、特有の絵柄が印刷された紙にすぎません。お金の本質は、金銭的価値にあります。白銅に付随している100円、紙幣に付随している1万円と言う金銭的価値、さらには、コンピューターのデーターとしてだけ存在する、預金額やクレジットに付随する金銭的価値が、お金の本質です。

妄想

  その付随している金銭的価値とは、人間の偏見と無知に基づいた感情的な妄想です。例えば、新車の値段を比べる際、このグレードの車なら相場がこれぐらいだから、こんなもんかと納得します。相場の値段は、周りがこうだからと言う何の根拠も無い偏見の一つです。例え値段が相場に見合っていても、100万の新車を売るとディーラーが40万儲けるとしたら、ちょっと納得が行きませんが、4万しか儲けないのであれば、納得できます。ところが実際は、ディーラーの仕入れ値を知らない「無知」のまま、相場と言う「偏見」を基に納得してしまいます。また、だんなは、フェラーリに3千万の価値を見いだすかもしれませんが、かみさんは、フェラーリよりも○○カラットの宝石がちりばめられているネックレスに1千万の価値を主張したりします。どこへ行くにも、フェラーリで行く必要はないし、磨いた石ころをまとっても、腹が膨れる訳ではないので、どちらの主張も、客観的に見れば無意味です。人の物欲と言う「感情」が、高価な金銭的価値が有ると言う「妄想」を抱かしているだけにすぎません。

駆け引き

  だからと言って、人々の目を覚ませて、世直しをしようと言う訳ではありません。妄想を妄想と知って、うまく利用すれば、より多くの利益に繋げられます。例えば、銀行が、あなたの総資産額を査定する際でも、断固とした根拠が有る訳ではなく、査定結果は相手の抱いた妄想にすぎません。たとえ妄想でも、相手がお金のプロだから、非の打ち所の無い計算の結果なのだろうと言う偏見に捕われて、査定額に納得したら、それがあなたの資産額になってしまいます。ですが、それっぽい事を言って、あなたの妄想を相手に納得させられれば、それが総資産額になります。次回の交渉の際に、ちょっと大きく出てみてください。あなたの希望額が事実無根でも、相手を納得させさえすれば、あなたに有利な金額で交渉がまとまります。

© 2012年10月